介護職の向き不向き
向き不向きの性格は職場によっても違う
介護職に就いてから「向いていないのでは」と悩むことがあるかもしれません。しかし、自分で初めから「向いている」と思っている人は多くなく、また介護といっても、老人ホーム、デイサービス、訪問介護、グループホームなど、それぞれ適した性格には違いがあります。自分に合った職場環境で働けば、やりがいを持って働くことができるでしょう。転職を考えている場合は、まずは自己分析を行い、自分に合った働き方を実現させましょう。
向いている性格
- 人と接する時間が長く、人間関係で悩む人も多い職種だからこそ、何事も前向きに考えられる人の方が働きやすいでしょう。
- 仕事とプライベートの切り替えがうまい人の方が、身体的・精神的負担を軽くしやすいでしょう。
- 相手がどんな助けを求めているか、普段と様子は変わりないかなどを見抜く観察力や、転倒や事故などを防ぐための用心深さも大切です。
- お年寄りを敬い、かかわりを楽しめる気持ちがあることが何より大切です。
向かない性格
- 効率よく仕事をこなすことは重視される傾向にありますが、介護職においては効率よく仕事が進まないことも多く、せっかちで効率だけを重視する人にはストレスとなるでしょう。
- 介護の仕事では、職員同士や他職種との連携によるチームプレーが求められるため、現場では協調性が重視されます。
- 入浴介助や排せつ介助などを伴う仕事であることから、神経質で潔癖症の人には、仕事がつらいと感じる可能性が高いでしょう。