食事介助の注意点
正しい介助で楽しい食事時間
姿勢を調整
椅子や車いすの場合は足を床にしっかりとつけ、姿勢はやや前かがみに。
クッションなども利用し姿勢を安定させましょう。
環境を整える
食事の時間であることをしっかりと伝え、食事に集中してもらいます。
テレビなどは食事前に消しておきますが、静か過ぎる場合はBGMで緊張を和らげましょう。
口腔内を清潔に
食事前の歯磨きやうがいで、一緒に雑菌が体内に入ることを防ぎ、唾液の分泌促進で食べ物を飲み込みやすくします。
食後も口腔ケアを行いましょう。
献立の説明
口にする食べ物を認識してもらい、安心感を持って食事をしてもらえます。
好きなものを強調すれば食欲増進にもつながり、楽しく食事ができます。
同じ目線で介助
立っていたり正面に座ると、威圧感を与えたり飲み込んだかどうかの確認が難しかったりします。
斜め前に座って目線を合わせることで、適度に顎が引かれ飲み込みやすくなります。
水分の多いものから
汁物などから食べてもらいましょう。
水分が多い方が食べやすく、胃酸の分泌を促し食事のウォーミングアップになります。
適量を下から運ぶ
飲み込みやすい適量にすることで、誤嚥リスクを減らします。
顎が上を向いてしまわないよう、口元の下付近にスプーンを運びましょう。
食べる方のペースで
次々と食事を運んでしまうと、急かされているようで意欲減退に。また誤嚥しかねません。
のどの動きで飲み込んだことを確認し、次の食事を運びましょう。
食べた量を確認
継続的にチェックすることで健康状態を把握し、異変に早く気付くことができます。