あん摩マッサージ指圧師とは
リハビリ職の国家資格のひとつ
PT、OT、ST以外のリハビリ職の国家資格の中でも、あん摩マッサージ指圧師は介護業界の求人が比較的多い資格だといえます。具体的にどんな資格なのかをご紹介します。
仕事内容
肩こりや腰痛といった症状を持つ人に対して、あん摩・マッサージ・指圧といった手技を用いて施術を行います。
- あん摩:古代中国で誕生した施術方法で、さえる・なでるなどを繰り返し、血流改善を促すことが目的
- マッサージ:ヨーロッパで誕生した施術方法で、皮膚に直接触れ、主にさするといった手法を用いてリンパの流れを改善することが目的
- 指圧:日本で生まれた施術方法で、体中に存在するツボに圧力を加えながら押したり離したりして、神経の調整や筋肉のコリをほぐすことが目的
資格取得の方法
必要学歴は高校卒業で、指定の専門学校や養成施設で3年間以上在籍、勉強し、年に一度の国家試験に合格する必要があります。国家試験の合格率は比較的高いですが、試験の難易度が低いわけではなく、きちんと勉強しなければ合格はできません。
活躍の場
施設勤務の場合は、あん摩マッサージ指圧院や病院などに次いで、介護・福祉施設での活躍のフィールドが多くなっています。デイサービスでは正社員の求人も多いでしょう。ただし、機能訓練指導員や介護支援専門員として勤務するケースもあります。一方で、訪問医療マッサージなどで、業務委託として働く働き方もあります。
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