こんなやり方も!面接練習法
模擬面接の回数を増やそう
面接対策でよく言われることは
などではないでしょうか。
それでも面接が上手くいかないという人の傾向として、上記準備が不十分、もしくは上記準備のいずれかが不十分、ということが考えられます。特に「模擬面接」の不十分は十分に考えられます。そこで、模擬面接の回数を増やすアイデアをご紹介しましょう。
模擬面接は録画・録音しておく
模擬面接は、できれば最低でも1回はやっておきたいところ。可能であれば、1度やって、しばらく自己練習を繰り返して、もう1度やれるといいでしょう。もちろん何度もやることに越したことはありませんが、実はただ単に回数をこなしてもそれほど効果は上がりません。なぜなら「どこが良かったのか」「どこを変えるべきなのか」「どのようにすべきなのか」がわからないままだからです。
模擬面接をする場合、その様子を録画か録音しておきましょう。それを自分で振り返り、客観的にどうだったかを見ることが大切です。また、それを他人に見せてアドバイスをもらうという方法もあるでしょう。
さらにそこから、その動画や音声を自己練習に活用します。質問部分を再生して、回答前に一時停止してから答えます。そうすれば、面接官役がいなくても、自分一人で模擬面接することが可能です。
この方法をさらにアレンジして一人で模擬面接を行います。自分の声で想定問答の質問を録音し、質問を再生後、同じように一時停止して答えます。できれば面接現場を想定して、姿勢を正して行います。面接まで時間がない場合、電車内でイヤホンをして質問を聞きながら、声は出さずに口だけ動かして答えるようにすれば隙間時間にも行える上に、ただ単に頭の中で想定問答を繰り返すよりも効果的です。
リモートで模擬面接を行う
コロナ禍以降、インターネットのオンライン通話を気軽に利用する人が増えました。これを利用しない手はありません。ZOOMやLINEなどを活用して模擬面接をしてみませんか。その場合、できれば服装や身だしなみも当日を想定して整え、自分の上半身がしっかりと映る位置にカメラを設置します。相手の顔は大きく画面で見えるように設定するとよいでしょう。
このやり方であれば、面接までに何度か練習ができる可能性があります。さらに録画しておいて、どんな表情をしながらしゃべっていたのかなどをチェックすることも可能です。改善しながら模擬面接を繰り返すうちに、頭の中が整理され、口から発する言葉は自然と記憶されます。
リモート模擬面接の面接官役をお願いするにあたり気をつけたいのは、面接時間を決めておくことと、そのあと感想をもらう時間を持つことです。おすすめは、面接10~15分と、感想をもらうやりとり15分の合計30分間です。これくらいの時間であれば、お願いされる人も時間がとりやすく、自分の集中力も続きやすいでしょう。できれば何日か日をあけてアポイントをとっておき(同じ人でも別の人でも良い)毎回、動画(もしくは音声)チェックと改善を行い、次に挑みます。もし準備が万端でなくても面接日は来るのだと腹をくくり、メモを見ながらでも構いません、面接官役の方に失礼のないよう、その時のベストを尽くしましょう。
面接官役の人には、想定問答リストを事前に渡しておき、時間内に質問できるだけ質問してもらいます。「語尾を変えたり、少しアレンジして質問したり、アドリブでリストにないものを入れてもらっても構いません」などとお願いするのも良いでしょう。
リモート模擬面接の開始や終了時は「本日はお時間いただきましてありがとうございます。」など、たとえ親しい仲でも丁寧に敬語で感謝を伝え、後日、実際の面接がどうだったかも伝えるようにしましょう。
このリモート模擬面接のポイントは、気軽にアポイントがとりやすい分、キャンセルへの抵抗も低くなってしまいます。リモート模擬面接をお願いした相手には、絶対にこちらからキャンセルしないと決めて行いましょう。そして、30分前から予定をあけ、15分前には対応できるようにスタンバイしましょう。また、相手が遅れる可能性も考慮し、予定のうしろ30分も空けておくようにすれば、復習時間の確保にもなります。この時間の感覚が、当日の過度な緊張にも耐える力をつけてくれるはずです。