マルチタスクの落とし穴
働き方を考える
こちらの記事でも書いたように、多忙な介護職の現場で効率よく働くためには、複数作業を同時に進める力が必要です。しかし、実はマルチタスクに業務を続けることが、逆に非効率な側面もあります。業務に追われる毎日を、どうすればよりよく働けるのでしょうか。
マルチタスクの弊害
一日中常にマルチタスク業務を強いられ、それが毎日…となると疲弊してしまいます。例えば、夜勤でコール対応しながら書類作成を行い、翌日のイベント準備もしつつ、巡回時間が来たら見まわるという複数業務を、同時にたった一人でこなさなければいけないといった内容です。疲弊してしまう理由は、マルチタスクに業務をこなすことで、集中力などのパワーを思った以上に消費しているからです。疲弊して効率が落ち、結局他のどこかにしわ寄せがきてしまっては効率のいい働き方とはいえません。
チームプレーでシングルタスク化
常にマルチタスクを求められる環境で働き、疲弊してしまうことを避けるために、チームプレーで複数人のマルチタスクをそれぞれのシングルタスクに振り分け直しましょう。その人の得意業務に特化して分担したり、できるだけ似たような業務に分別して振り分けたりすることで、一人一人がシングルタスクに集中することができます。すると効率が上がり、ゆとりが生まれ、しっかりリフレッシュや切り替えをすることで、また次も頑張ることができます。忙しくて時間がない、仕事がしんどいと思ったら、働き方を見直し、やり方を変えてみる事をおすすめします。