主任ケアマネとは
ケアマネが目指せる新たな資格
主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)とは、2006年の介護保険制度の改正によって新たにつくられたケアマネジャーの上級資格です。ケアマネジャーのまとめ役的存在になる専門職で、需要が高くなっている資格のひとつでもあります。就職先は、介護老人福祉施設、居宅介護支援事業所、介護療養型医療施設、地域包括支援センターなどがあります。
役割と業務
主任ケアマネジャーの役割とは、介護に関するサービス、福祉、医療介護保険などのネットワーク向上や、ケアマネジャーの教育、地域の特徴や課題を把握し、適切にケアできるシステムを作ることです。主な業務内容は、ケアマネジャーの育成や指導、ケアプランを作る際のアドバイスなどです。
資格取得方法
ケアマネジャーとしての一定の経験があり(地域により要件に差がある)主任介護支援専門員研修を受講すれば資格を取得することができます。難関の試験や面接があるわけではないので、特別取得が難しい資格ではありません。受講費用は2万円~6万円程度とされていますが、地域によってばらつきがあるので各自治体に確認が必要です。
また、主任ケアマネジャーは、5年ごとに更新研修を受ける必要があります。期間満了の2年前から受講が可能なため、忘れないように受けましょう。
資格取得のメリット
「実務経験豊富で技術もある」と評価され、責任のある仕事を任されたり、やりがいを感じたり、介護職におけるキャリアアップにも役立ちます。また、転職の際には、ハイキャリア求人に応募できる可能性も高く、好条件の選択肢がより多くなります。専門職としての誇りを持ちながら、職場で社会貢献のしやすい資格で、大変魅力的な資格のひとつです。