今の職場をやめるリスクを考える
転職はリスクを伴う
職場環境、人間関係、キャリアアップなど、転職を考える理由はさまざまですが、転職を決意する前に「本当に転職が必要か」を今一度考えなおしてみましょう。その理由は、今の職場をやめることにリスクが伴うためです。ここでは、具体的にどのようなリスクがあるのかをご紹介します。
スキルや評価がリセットされるリスク
これまでに培った経験や、評価が活かせる職場への転職であればいいですが、そう都合よくいくとは限りません。異業界はもちろん、同じ介護業界であったとしても、施設や業務内容が違えば、ゼロからのスタートになることも考えられます。
転職活動が長引くリスク
まずは退職後の生活費の問題が出てきます。失業保険は、雇用保険に12ヶ月以上加入していることが条件のため、加入期間によってはもらえない可能性があります。もらえたとしても、雇用保険の加入期間がリセットされ、それまでの期間がゼロに。もし再就職先を退職した場合、その時もらえる失業保険は少なくなります。
さらに、無職の期間が長くなれば長くなるほど、再就職は不利になります。また、不規則な生活が続き、就職活動への意欲も減退し、さらに再就職が難しくなる悪循環を生みかねません。
新環境に慣れるために使うパワーが予想以上に大きいリスク
無事に転職が決まったとしても、新しい環境で働くことは、想像以上にエネルギーを使います。仕事のやり方、ローカルルール、初対面の人々との関係性の構築といったことが一気に降りかかってきます。