介護に有効なボディランゲージ
ボディランゲージを意識しよう
コミュニケーションにおいて、相手の印象として言語は2~3割と言われています。言語にプラスしてボディランゲージを行うと、よりメッセージが伝わりやすくなります。ぜひ取り入れてみましょう。
ボディランゲージとは
身体の動作を取り入れた、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)の一種です。例えば「はい」という返事の時に首を縦に振ったり「いいえ」の時に横に振ったり、これもひとつのボディランゲージです。また、身振り手振りだけではなく、表情や態度などに表現されるメッセージも、ボディランゲージと言えるでしょう。
実践例
利用者に声をかけられたとき、笑顔で対応できているでしょうか。忙しいことを理由に無表情で対応したり、業務を行いながら相手を見ずに話を聞いたりしていると、相手は拒否されていると感じることがあります。忙しく何らかの業務を行っていても、できるだけ手を止めて相手と向き合う姿勢を心掛けましょう。
会話をするときは姿勢をよくし、相手が座っているときにはしゃがむなどして目線を合わせ、場に則した笑みをみせましょう。手は見える位置に出します。ときには、握手や、軽く肩に手を添えるなどしてみましょう。対応や立ち居振る舞いを、ゆっくり落ち着いた態度で行うだけでも印象はかなり変わるはずです。
相手がいつも行う身振り手振りがあれば、それを真似て、自分も使って会話してみましょう。ただし、身振り手振りは使い過ぎると相手を威嚇することもあるので、注意が必要です。