介護施設のオンライン面会
現場職員がすべきこと
感染予防のため面会禁止となった施設が多く、入居者の中には「家族が会いに来てくれなくなった」と思う人や「どうしているか心配」というご家族の声も多く聞かれます。
コロナ禍においても家族のつながりを感じてもらうため、さまざまな工夫を始めています。中でもオンライン面会は「様子がわかって嬉しい」とご家族に喜ばれ、入居者は自宅の様子を見て懐かしがられたり、お孫さんとの会話で表情が明るくなった方もいたり、多くの方に喜ばれています。
今後もオンラインという形は通常面会と併用される可能性が高く、現在オンライン面会の機会がなくとも、積極的に勉強しておきましょう。
入居者へのアプローチ
画面越しでは相手が誰なのかわからない、動画なのに写真と思い固まってしまう、「なぜ直接会いに来てくれない」と怒りだす入居者もいるかもしれません。そのような場合の対応や事前アプローチを考えておきましょう。
環境の整備
ネット環境によっては見え方や聞こえ方が実際と随分違います。顔色が悪く見えかえって心配をかけないよう照明の確認、映り込むものへの注意、スピーカーの利用、軽い化粧など、環境の工夫が必要です。
感染症対策
タブレットなどの機器は使用都度拭く、飛沫感染防止のため入居者と介助者は会話中、一定の距離をおくなどの対策を行いましょう。
フィードバック
マニュアルを読み込むことはもちろん、マニュアルではわからない、実際に行ってみての現場意見を施設へ上げ、よりよい面会となるよう一緒に工夫や改善をすることが大切です。