介護福祉士の取得ルート
自分に合うルートを検討しよう
介護福祉士の資格取得のためには
- 1)養成施設ルート
- 2)福祉系高校ルート
- 3)実務経験ルート
- 4)経済連携協定(EPA)ルート
があります。それぞれどのようなルートなのかご紹介します。
1)養成施設ルート
高校を卒業後、福祉系大学や専門学校へ進むルートで、介護業界が未経験の人や高卒で資格取得を目指す人におすすめです。通学期間は、基本的に2年以上ですが、既に福祉系の大学や、社会福祉士や保育士の養成施設を卒業している場合は、期間短縮が可能です。卒業後、介護福祉士の受験資格を得ることができます。費用は100万~400万円程度です。
2)福祉系高等学校ルート
福祉科や介護福祉コースのある高校に入学するルートで、既に就職を見据えている中学生や、高校の卒業資格を取っておきたい人におすすめです。通学期間は3年程度で、卒業すると実技試験が免除され、介護福祉士の受験資格を得ることができます。(特例あり)費用は200万~400万円程度です。
3)実務経験ルート
実際に介護の現場で働きながら資格取得を目指すルートで、介護業界が未経験の人や中卒・高卒で資格取得を目指す人、仕事をしながら目指したいという人におすすめです。介護現場で3年以上従業、540日以上従事し実務者研修講座を修了すれば、実技試験が免除され、介護福祉士の受験資格を得ることができます。実務者研修は全国のスクールで開講されており、通学の他に通信講座もあります。資格取得までの期間は約3年で、費用は10万~20万円が目安です。
4)経済連携協定(EPA)ルート
外国人を対象としたルートです。EPAに基づき、インドネシアやフィリピン、ベトナムなどから、EPA介護福祉士候補者の受け入れが進められています。
どのルートであっても、試験に合格したあと、必ず登録申請をしないと、介護福祉士として勤務することができません。介護福祉士は、未経験や無資格からでも取得を目指せる資格で、自分に合ったルートを検討し、資格所得を目指しましょう。