介護職の覚悟しておくところ
知っておくべき介護職のイメージギャップ
介護職はやりがいあるお仕事では、やりがいについてご紹介しましたが、その反面、介護職ならではの大変さが多くあることも事実です。特に初めての人は、慎重な施設選びや、気持ちの上での覚悟はもちろん、さまざまな情報収集をすることで、ギャップの壁を乗り越えるための準備をしておきましょう。
肉体労働
要介護度の高い利用者の多い施設では、ご老人を抱えて、車いすに乗せたり、ベッドに移したりするなどの作業が多く、体力に自信のある人でも腰痛になるほどです。また、人手不足で早出や残業が多かったり、夜勤が続いたりすることも。さらに、長期休暇が取りにくいという現実もあります。体調管理をしっかりと行いましょう。
人間関係
複数の職員が一人の利用者を介護していることから色んな意見が行き交います。価値観が合わない人がいるなど、人間関係が複雑になることは仕方がありません。お互いを尊重し、時には割り切って、休みの日にうまくストレス発散を行いましょう。
排泄介助
排泄物の臭いや汚れに、はじめの数日は戸惑いや抵抗を感じると思います。しかし、経験を積むことで必ず慣れることを知っておきましょう。
暴力や暴言
認知症かそうでないかに関わらず、暴力的な行動を行う利用者もいます。これらの行動には、それに至る原因があり、それを取り除くことで回避することができます。まずは物理的・感情的距離をとり、先輩職員やケアマネジャーに相談しましょう。