初任者研修とは
介護職未経験者が取得すべき資格
介護職員初任者研修とは、介護の基礎から応用までを学べる資格です。未経験で介護職の仕事を始める場合のスタート資格ともいえます。また、介護職だけでなく、サービス業や家族介護にも役立つ資格です。
就職や転職以外の目的でも受講されている
介護職は、女性が活躍しやすい業界で、その数も圧倒的に女性が多くなっています。しかし、男性の需要の高まりとともに、男性の受講生も増加傾向です。受講生の年代は幅広く、最も多い40代や、その次に多い50代は、はじめて介護を勉強して、家族の介護や介護職以外の仕事に活かしたいという方も多く含まれています。
通信講座だけでは取得できない
カリキュラムは130時間あり、その全過程修了後の修了試験に合格することが必要です。この130時間のうち、通信課程で学習できる時間は限られているため、通学と組み合わせて受講することが必須となっています。とはいえ、土日のみのコースや、夜間コースなど、様々なコースが用意されていて、働きながらでも通える研修実施校もあるので、調べてみましょう。
取得までは1カ月から4カ月程度
取得までにかかる期間は、受講するコースによって変わってきますが、最短で1ヶ月程度で取得可能です。一般的に、週1回だと約4カ月、隔週だと約2カ月、毎週だと約1ヶ月となります。
無料で受けられる方法がある?
研修実施校によって講座の受講費用は様々で、相場は7万円~10万円です。キャンペーンなどで6万円前後で受けられる割引があるケースもあります。また、求職中の方は、ハローワークの職業訓練で、選考試験に合格すれば、無料で取得することができます。(要テキスト代)各都道府県や自治体によっては、補助金制度が用意されている場合もありますのでホームページなどを確認してみましょう。
その他、関連資格取得費用を負担してくれる制度を持つ会社もあるので、そういった会社であれば、まずは無資格で入社してから、働きながら資格取得を目指すというのも良いでしょう。
資格と自信を持って仕事ができる
無資格の場合、不安に思うことも多いかもしれませんが、初任者研修を取得することで資格保持者となり、自信を持って利用者の介護にあたることができます。また、現場でも、全く知識がないゼロからよりも、基本的な知識を持っていることで、現場の技術が身に着くスピードが違ってきます。仕事の幅が広がり、資格手当がつく場合もあります。
学歴や年齢、経験を問わず誰でも挑戦できる資格なので、無資格の方にはぜひ取得をおすすめします。