労働条件の最終確認を
承諾までが条件交渉のラストチャンス
内定が出てすぐそのまま承諾してしまうと、入社後に後悔するかもしれません。大事な決断をする前に、求人情報や面接時に聞いた話と相違ないか、しっかり労働条件を確認しましょう。
合格連絡と同じ頃「労働条件通知書」「内定通知書」「採用通知書」「雇用契約書」のいずれかが送られてきます。分からない点は遠慮なく質問し、口頭で伝えられた場合はメールでも送ってもらえるか頼んでみましょう。
チェックポイント
- 契約期間
企業のほとんどは「できるだけ早く入社してほしい」と思っています。転職の場合、提示された入社日までに現職場を退職することがどうしても難しそうなら、転職先の企業と入社日を調整しましょう。 - 就業場所
「転勤の可能性あり」と記載がある場合、頻度、期間の目安、入社後すぐにも転勤の可能性があるのかなどを確認しておきましょう。 - 賃金
月給の内訳などが書かれています。賞与は詳細が書かれないこともあり、どのような条件のときに支給されるのか、「標準で2カ月分」のような記載は何が標準なのか、といったことを確認しましょう。 - 想定残業時間
残業の法的記載義務は有無だけです。程度や、時期による違いなどの目安を確認しておきましょう。 また、一定時間の残業代が給与の中に「みなし残業代」として含まれている場合があるので、正しく把握しておきましょう。 - 休日
「週休2日制」は、毎週2日休みがあるわけではなく、2日休みがある週が、月に最低1回です。曜日も含め、休日体系について確認しておきましょう。