外国人職員と共に働く
外国人職員への気配り
こちらの記事で紹介したように、今後介護現場で働く外国人職員は増えることが予想されます。外国人の同僚や後輩に対してどのように接したらよいか、いくつか紹介しましょう。
異文化理解
まずは自国文化について知り、そして他国文化の情報収集を行います。ただしその情報を鵜呑みにはせず、日本の文化を伝えた上で、直接、外国人職員に聞いてみましょう。そのようなコミュニケーションの中で、お互いの文化の違いに気づき、共有・理解することができます。
はっきりと伝える
言わなくてもわかるだろうという考えは通用しません。また、笑みでごまかす、自分や家族のことを卑下・謙遜するなども理解してもらえません。業務の指示や自分の気持ちなど、言葉でしっかり伝えましょう。
専門用語と解説セット
多くの医療や介護の専門用語が飛び交いますが、それは日本人でも難しいもの。外国人にとっては、何が専門用語なのかというところからわかりません。用語の意味を理解したとして、そのまま介助時に使うと利用者には通じません。かといって専門用語を避け、全て易しい言葉で教えたのでは今後の応用が難しくなります。専門用語で教えながら、あわせてかみ砕いて説明するようにしましょう。
申し送りに注意
記録の読み書き以上に難しいのが「申し送り」です。話すスピードが速い、専門用語が連発、主語が省略、要点が整理されていない、話がそれる。原因は様々ですが、話し方を工夫し、さらに聞いたことを自分で説明できるレベルまで理解できているか確認することが必要です。