多職種連携(IPW)とは
チームとしてはたらく
介護職は、介護保険制度をきっかけに業務範囲が広がり、今後もさらに専門的な知識でケアにあたる必要があり、様々な専門知識や技術を持つ専門職同士が、同じ目標に向かってチームとして働くことが重要になります。自分ができないことをできる人にお願いすることで、考えや行動がより利用者の求めるものに近づき、満足度向上にも繋がります。
連携が求められる職種
一例として、
- 医師
- 歯科医師
- 保健士
- 看護士
- 医療ソーシャルワーカー
- 歯科衛生士
- 機能訓練指導員
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
- 管理栄養士
- 社会福祉士
- 生活相談員
- 支援相談員
- ケアマネジャー
- 精神保健福祉士
- 心理職
などがあげられます。
もとは保健医療の専門職による連携に始まった多職種連携ですが、現在の流れでは、専門職だけに限らず、ボランティアなどの支援者、地域コミュニティーのリーダーも連携のメンバーとして含まれています。
- 地域包括支援センター
- 社会福祉機関職員
- 民生委員
- NPO法人職員
- ボランティア団体
- 自治会などの地域支援者
などです。
必要な能力
クライアント・家族・コミュニティを中心としたケアと、職種間のコミュニケーションを基盤とし、各職種の役割の明確化、チーム機能の理解、相互に連携したリーダーシップ、職種間に生じたすれ違い(葛藤)の解決を行うスキルが必要とされます。これらのスキルは、自然と身につくものではなく、多職種連携教育(IPE)で、学習とトレーニングを繰り返さなければいけません。