実務者研修の取得方法
実務者研修とは、初任者研修より更に上の介護の専門家として、スキルを磨くことができます。
国家資格である「介護福祉士」を受験する際に、3年以上の実務経験と併せて「実務者研修修了」が義務化されています。
初任者研修と同じく、どなたでも受講が可能ですが、ハードルは高くなっています。
450時間のカリキュラムとなっており、専門的な介護技術に加え、医療的ケア(たん吸引や経管栄養)や、認知症や障害についての学習をします。
実務研修があるため「通信のみ」で取得することはできず、「通信+通学」か「通学のみ」となります。
初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を修了していれば130時間の免除を受けられるため320時間の受講となります。この他にも、ホームヘルパー1級保有で355時間の免除や、介護職員基礎研修の保有で400時間の免除がうけられます。
国の施策である「教育訓練給付金」制度の対象なので、一定の条件を満たせばハローワークから一部支給が受けられます。他にも国や自治体が推進する、補助金や助成金などの要件を満たすことで、一部受給できることがあります。詳しく知りたい方は市役所やハローワーク・インターネットなどで調べることができます。
取得すると、法的に配置が義務付けられているサービス提供責任者になることができます。介護サービスが増加し、ニーズも高まっているため、給与が高くなる傾向があります。
キャリアアップはもちろん、スキルアップ・ベースアップをしたい方は、ぜひ取得を目指してみてはいかがでしょうか。