新人が覚えるべき沢山のこと
介護職のスタートは覚えることから
他職種からの転職の場合、介護職の勤務スタート時の業務内容や量は気になるものです。これまでの仕事と比較して大変だと思うかそうでないかは人それぞれだと思いますが、介護職とは、高齢者の命を預かるお仕事です。覚えなければいけない、「覚えていませんでした」では済まされないことが多いということは間違いないでしょう。中でも、施設系の「従来型」といわれる職場は特に覚える量が多いと感じるはずです。具体的にはどのようなことを覚えなければいけないのか転職活動中に知っておくと安心かもしれません。
施設系「従来型」50名の利用者を担当した場合に覚えること
50名全員の利用者の席や部屋・名前と顔を一致させる
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ADL(日常生活動作)
排泄方法、自立の範囲、オムツの有無、パットの種類サイズ、移動方法、口腔ケア、入れ歯の有無、パジャマ更衣、服薬関係及び方法、看取り介助対象者などです。
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介護で必要な医療的な専門用語
「独歩」「護送」「担送」など、災害時、非常時などの移動手段として把握するために必要な移動用語。「打撲」「挫傷」「擦過傷」などの高齢者の外傷について。「BT」「BP」「P」などのバイタルサイン「結滞」「spo2」「チアノーゼ」などのR(respiratory rate)。「ストマ」「バルーン」「ミルキング」などの排泄関係、下剤の種類などです。
1日の仕事の内容、流れ
利用者ひとりひとりに何をしなければいけないかということを覚えることはもちろんですが、それだけにとらわれていると全ての業務をこなすことができません。何時に何をしなければいけないかという時間軸での把握も大切になってきます。
沢山書きましたが、全てを一度に暗記することは不可能です。関連記事にかかれているようなテクニックを使って、メモを取って暗記しないことで、慣れる中で覚えていくという方法もあります。