新人指導に必要な3つのステップ
クリニカルクラークシップの活用
介護業界は人手不足で、即戦力が求められる傾向にありますが、基礎的な指導を飛ばしていきなり高度な専門技術を教えていては、新人はついてこれなくなり、せっかく長く働ける人材を潰しかねません。そのため、優秀な新人も、最初のうちは素人だと考え、目標設定した期間に一人前になれるような指導計画を立てる必要があります。その計画に基づき、以下のステップで指導していきましょう。
ステップ1)見学
まずは、新人に指導者の仕事を見てもらいます。業務を言葉だけで説明するのは難しい事。実際に働いている姿を見てもらうことで、やり方や雰囲気を確認してもらいます。さらに、指導者を信頼するきっかけづくりにもなります。
ステップ2)模倣
次に、新人に指導者の仕事を真似してもらいます。ポイントは、指導者が見ている前で業務を行ってもらい、できるようになるまで繰り返し、それをチェックしてアドバイスする必要があります。新人が業務内容を理解できているかどうか、できるだけこまめに確認するようにしましょう。
ステップ3)実施
指導者から離れ、新人が自分ひとりで仕事をします。ここまでできるようになれば、指導された内容が定着しつつあると思います。この3つのステップを繰り返すことで、正確な仕事が行えるようになるでしょう。また、チェックシートなどを使って、スキルの可視化もおすすめです。