生活支援コーディネーター(地域支えあい推進員)
生活支援コーディネーターとは
2025年問題に対応するため、2015年4月の介護保険制度改正で導入され、別名「地域支えあい推進員」と呼ばれています。高齢者の生活支援・介護予防の基盤整備を推進するために、地域で生活支援や介護予防サービスの提供体制の構築に向けたコーディネートを行います。
仕事内容
- 担当する地域での社会資源を把握・見直し、地域住民のニーズに合わせた新しい福祉サービスの開発や、人材育成などを行います。
- 行政を含めた公的機関や地域住民、NPOや民間機関などの各関係者を引き合わせるなどして新しい福祉ネットワークを築き、地域包括ケアシステムを円滑に進めていきます。
- 地域の実情を踏まえてニーズを掘り起こし、それに合ったサービスを発掘し適切な事業所や関係機関につなげていくなどのマッチングを行います。
必要な資格
特に資格要件は定められていませんが、福祉や介護における専門性や、高いコミュニケーション能力、公平中立な立場で地域の公益的活動を支援できる力などが求められます。社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、実務者研修、初任者研修、普通自動車運転免許などの資格があれば歓迎されるでしょう。また、国や都道府県など各自治体で研修が実施されており、生活支援コーディネーターを目指す人への受講が勧められています。
働く場所
市役所や役場などの福祉関係の部署へ配置されます。自治体の規模が大きい場合は、業務委託という形で社会福祉法人や特定非営利法人等の団体に配置されることもあり、自治体の規模によって異なるといえます。