自己分析をしよう
介護職経験者の自己分析法
自己分析の方法は「経験の棚卸し」という考え方で、既に以前の記事で自分の強みを探す方法をご紹介しました。今回は、同じ介護業界内で転職をする際に役立つ自己分析方法をご紹介します。また、経験者の転職面接では、これまでの介護職においてのキャリアについて詳しく聞かれることが多いので、すぐに答えられるよう時系列で整理しておき、スムーズに過去のエピソードが話せるようにしておきましょう。
1)得意な仕事とそうでない仕事を書き出す
成功と失敗のエピソードをできるだけ多く書き出します。特に、褒められた成功事例は自分の得意な仕事の可能性があります。何について褒められたかや、成功した理由を考えれば、自ずと自分の「強み」が見えてきます。一方、失敗エピソードは「改善策案」を考えてセットで用意しておきましょう。
2)利用者やその家族のことについて書き出す
感謝されて嬉しかった時のことや、トラブルを解決した時の達成感や安堵感など、利用者や家族に関する印象的だったエピソードについて、対象の方の顔を思い浮かべながら書き出しましょう。自分自身が大切にしてきたことや、どういう時に仕事の充実感が得られるのかなどが分かり、転職活動の指標にすることができます。
3)これからどんな介護がしたいかを書き出す
①と②の作業を行う中で「これからやりたい介護」が見えてくるはずです。また、その熱意が芽生えているその状況で書き出すことで、その内容を明確に、具体的にすることができます。そういった介護観や目標などは面接で聞かれることも多いので、頭で考えるだけでなく書き出して、転職活動中に見直したり修正したりしましょう。