訪問入浴は訪問介護とどう違う?
訪問入浴サービス
訪問入浴と聞くと、訪問介護の入浴介助を思い浮かべることが多いと思いますが、このサービスは、看護師1名を含めた3名(訪問予防入浴は2名)で利用者の自宅へ簡易浴槽を持ち込み設置し、入浴の手助けを行います。
訪問入浴の流れ
血圧・脈拍・体温など、入浴可能かを看護師が確認し(痰吸引、摘便、褥瘡ケアなど、目的である入浴と異なる医療行為はできません)介護職員が、脱衣介助と、訪問入浴車から運び入れた浴槽にお湯をはります。
ベッドから浴槽に移動し、スタッフ3名で入浴介助を行います。(利用者の希望により全身浴・部分浴・清拭など)
浴槽からベッドに移動し、看護師が着衣介助と入浴後の健康状態の確認をしている間、介護職員が片づけを行います。(事業所により、保湿ケア、爪切り、シーツ交換なども)
働き方や給料の違い
事業所にもよりますが、片づけ含め30分~1時間程度を1日5~8件程度巡回します。専用車両での移動時間もあり、朝から1日拘束ということが多いため、ヘルパー1人で訪問する訪問介護とは拘束時間や働き方が大きく違います。
給与は、月給や日給のこともあれば、1件いくらという場合もあり、雇用形態によっても異なります。
役割と資格
3人のうち、オペレーターは運転免許証が必要不可欠です。機材の搬入出や設置などもあり、体力も求められます。ケアエイドは、入浴業務全般に加え、訪問入浴に必要な細かい備品の管理等を行います。チームで行うため、どちらも介護関係の資格や介護職の経験が無くても始められます。