認定介護福祉士の取得方法
ベテラン介護職のキャリアパス形成
2015年にスタートした民間資格で、新たな介護キャリアパスの中で最も上位の資格であり、介護福祉士のリーダー的存在として位置づけられています。介護現場だけではなく、事業所内のマネージャー、他職種連携の中核、地域の介護力向上など、幅広い役割が期待されています。
取得条件
介護福祉士として5年以上の実務経験が必要です。介護福祉士取得要件は3年以上の実務経験なので、認定介護福祉士になるための介護職の実務経験は、合計8年以上ということになります。
受講が必要な研修は合計600時間で、科目ごとにスケジュールが組まれているため、全て受講するには最短でも1年半~2年程度かかります。各科目修了の評価は、レポート提出や筆記試験、実技試験などがあります。
その他、介護チームのリーダーとしての実務経験や、居宅・施設系サービス双方の生活支援経験を持つことが望ましいとされています。
受講費用
約60万円と高額ですが(実施している認証団体によって異なる)介護福祉士会の会員など、一定の条件を満たすと大幅に費用免除されたり、補助金制度を利用して負担を減らしたりすることもできます。また、職場が資格取得をサポートしてくれる場合もあるため、上司に相談してみましょう。
取得後の待遇面
今は介護福祉士との違いはあまりありませんが、国が進める制度の一環としてベテラン介護福祉士の給料優遇の動きもあり、その対象に選ばれる可能性は高いでしょう。また、資格取得を機に昇進できれば、給料アップが期待できます。