雑談力をつけよう
相手が喜びそうな話題を提供して共感する
転職して「一緒に働く仲間とうまくやっていきたい!」「利用者さんと沢山会話して信頼関係を築きたい!」そんな風に思っている方も多いはずです。そんな時に役立つのが、コミュニケーション力のひとつ「雑談力」です。雑談力とは、気遣いでもあります。休憩で一緒になった同僚と自然に会話をする。利用者の話を傾聴するための会話を引き出すきっかけづくり…等など。雑談力を高めるヒントをご紹介します。
人の不幸は蜜の味
他人の不幸や悲しんでいる話は、同調しやすく人間関係の構築にはもってこいです。ただし、トラブルの原因になったり、悪口に繋がったり、マイナス思考に陥ってしまうこともあるので、自分から他人の不幸話をしたり、相手が放った他人の悪口に同調するのはやめておきましょう。たまに、自分自身の失敗談や、悲しいできごとを同僚に打ち明けるなどは、タイミングよくすれば効果的です。
お金の話
関西人同士であれば「〇〇が△△で安く買えた」などのお得情報交換は好まれます。その他にも、節税やポイント還元、おすすめのキャッシュレスサービスなど、相手にとって有益な情報も喜ばれる要素のひとつです。決して、自分が儲かっている話や、相手やそのパートナーの収入を聞くといったことはしないようにしましょう。
地元の話
出身地の話は、なぜか盛り上がります。自慢話にもなりづらく、害のない最も鉄板と言えるテーマでしょう。方言かなと思ったら、地元を尋ねてもいいかもしれません。そしてその相手の出身地を褒めてあげます。特産物や有名な観光地などを知っていると褒めやすいので、プライベートの旅行はぜひ全国各地いろんなところを楽しみましょう。褒められた相手は、まるで自分が褒められたような嬉しい気持ちになります。さらに、自分が行ったことがあったり、知り合いが同じ地方にいる場合は、それを伝えるのもよいでしょう。
恋愛話
利用者から、パートナーの話題が出た時には、なれそめなどを聞いてもいいかもしれません。同僚ともある程度親しくなったら、恋人との関係を話あったり、片思いの相手と進展があったかといった話題で盛り上がれれば、ぐっと距離が近づきます。ただし、一方的に「彼氏はいるのか」「結婚はまだか」といった質問はよくありません。特に目下の人や男性から女性に尋ねる場合はパワハラやセクハラになりかねませんので気をつけましょう。また、自分が上手くいっている時の話も、話す相手や状況をよく考えて話しましょう。
美味しい食べ物
食べ物の話も鉄板ネタです。高級店の話よりも、コンビニスイーツや気軽に行けるランチの話が良いでしょう。美味しい店以外にも、大盛の店や、変わったサービスのあるお店、季節限定商品の情報もいいかもしれません。
ニュースの話題
事件や事故の話題はあまり深くしない方が無難です。オリンピックやワールドカップなど、大きなスポーツイベントや、芸能人など、エンターテイメントに関する話題や、天気の話がおすすめです。スポーツというくくりで言うと、野球派かサッカー派か。話題のアスリートについて。学生時代の部活の話など、色々広げることができます。また、開催中であれば、大相撲の話も利用者に喜ばれます。
健康ネタ
40代以降は特に、多くの人が健康に気を遣っているので、話が広がりやすいでしょう。同僚には、健康のためにしていることや、おすすめのサプリメント、腰痛対策などが話しやすいかもしれません。
趣味の話
「休みの日は何をしているんですか?」とまずは聞いてみましょう。共通の趣味があれば、より話は盛り上がるでしょう。趣味がない人は「何かいい趣味を持ちたいと最近考えているんです」と言えば、趣味を持っている人は、自分の好きなことについて、その素晴らしさを語ってくれるかもしれません。