面接で退職理由を聞かれたら
ポジティブ変換してスマートに答える
転職の場合、前職を辞めた理由がネガティブな場合もあると思います。
そんな時、面接で前職の退職理由を聞かれたらどう答えればいいのでしょうか。
質問には全て意図がある
介護業界は、深刻な人手不足が続いている状況で、施設側としては「長く続けてもらえる人」を求めています。職場にあっているか、働く熱意があるか、誠実な人かどうかなどを探りながら質問を投げてきます。売り手市場だといっても、面接に全て合格できるわけではありませんので、しっかりと準備をしておきましょう。
嘘とネガティブは避ける
聞かれたことに対して、ごまかしたり嘘をつくと、必ずそれは見抜かれます。すると、仕事中にも同じようなことをするのではないかと思われかねません。とはいえ、ありのままを伝えてしまうとネガティブな印象を与えかねないので、違った側面から見た別の伝え方を考え、頭にその印象を描くことが「面接への準備」です。
退職理由を志望動機や展望に繋げる
例)
「前職では、社内の連携がうまくいっておらず、業務改善について何度も提案しましたが、スタッフの意見を取り入れようという動きは一度もありませんでした。より良い介護サービスが提供できるよう、スタッフ同士で意見交換し協力し合える新たな環境に身を置こうと転職を志望しました」
「前職では、限られた人数でシフトをまわしていたため、育児休業を取ることが難しく、やむなく退職を選びました。現在、こどもたちを見てもらえる保育園が決まりましたので、日中の勤務が可能です。家族の協力も得られるので、仕事と家庭を両立しながら、今後は資格取得も視野に頑張りたいと思っています」
「以前の職場は常に人手不足で、利用者それぞれにあった介護をすることができず葛藤していました。業務改善の提案をしましたが、なかなか変化がなく転職を決意しました。先日施設内を見学させていただいた際に、貴社の理念である<個人の尊重と寄り添うケア>を、スタッフの皆さんが実践している様子を見て、ぜひ私もこちらで働かせていただきたいと思い志望いたしました」