社会福祉法人、医療法人、株式会社の違い

法人の種類をチェック

　求人を見るとき、どんな施設か知る方法の一つとして運営母体を確認しましょう。法人によって運営の目的や特徴が異なりその違いを理解しておくことが重要です。介護施設に多いものは次の３つです。

社会福祉事業を目的とする非営利法人
自治体による認可が必要

特別養護老人ホーム、訪問介護、デイサービス、ショートステイ、グループホーム

　介護関連法人の中で平均給与額が最も高く、労働環境と待遇面を重視する人に向いています。ベテラン職員と働ける、転職せずに異なる施設形態で学べる、地域ケアを経験、といった環境もあります。

　特養は、要介護度の高い利用者が多く介護技術の向上を積極的に目指す人におすすめです。

医療施設運営を目的とする非営利法人
都道府県による認可が必要

介護老人保健施設、デイケア施設

　社会福祉法人に次ぎ平均給与額が高く、安定した収入を求める人に向いています。

　老健は、退院後のリハビリなどを目的としているため、目標のあるケアができ、介護だけでなく医療やリハビリなど幅広く学びたい人におすすめです。

営利を目的とする営利法人
比較的自由な事業展開が可能

有料老人ホーム、サ高住、デイサービス、グループホーム

　全国展開している事業規模の大きい会社ほど、高額な給与が期待できます。大手は研修体制も整っており未経験者も安心。転勤の可能性はあるものの、将来管理職を目指す人にも向いています。

　高級志向の施設では接遇面も重視され、利用者との接し方など基本的なことから身につけられます。