要介護認定って何ですか?
要介護認定とは
介護保険制度において、認定の申請をした40歳以上の被保険者の日常生活動作を市町村が評価し、介護が必要であることを認定するものです。
要介護認定を受けた人は、支給限度額内であれば区分や本人の所得金額により1割(あるいは2~3割)の自己負担で介護サービスを受けることができます。限度額を超えた場合は全額自己負担となります。
介護業界で働くために最低限必要な知識のひとつです。未経験で挑戦する場合は事前に勉強しておきましょう。
介護認定の流れ
①申請書提出
住んでいる市町村の窓口やホームページで入手し、主治医の意見書とともに提出します。
②訪問調査
市区町村の担当者かケアマネジャーが自宅や施設を訪れ、本人や家族に74項目の質問を行い心身の状態を確認・調査します。
③一次判定
訪問調査と主治医の意見書を基に、コンピューターで判定を行います。
④二次判定
一次判定の結果と調査員記載の特記事項を基に審査が行われ、申請から30日以内に郵送で結果が通知されます。
⑤ケアプラン作成
結果を受け取り、介護事業所や地域包括支援センターに連絡をします。
⑥サービス事業者との契約
認定に不満がある場合は、各都道府県の介護保険審査会に再調査の申し立て、もしくは区分変更申請を行います。また、要介護認定には有効期間があり、継続して利用する場合は、期間終了までに更新申請をする必要があります。
要介護度
要支援1~2、要介護1~5の7段階で要介護度が判定されます。
詳しくは、要介護度の目安をご覧ください。