介護職は残業が多い?少ない?
意外にも残業時間は多くない!
人手不足の介護業界では、残業が多いというイメージを持たれがちですが、全体の平均値を他業界と比較してみると、実は残業が少ない業界と言えるのです。そもそも、介護業界は国で人員配置基準が定められているので、必要な人材を確保しないと業務を行えないようになっています。
残業内容は「記録の作成・確認」が7割以上で最も多く、次いで「ケアの準備・後片付け」「会議・委員会・研修等」です。法改正で残業規制が行われるようになり、残業を減らすための業務効率化を積極的に図る事業所も増えています。
サービス残業の実態
他業界よりも残業が少ないとするデータがある一方で「時間外労働はない」と答えたうちの4人に1人はサービス残業を行っているという実態があり、サービス残業は上記のような残業調査の時間に反映されないというからくりがあります。サービス残業がまかり通っている職場では、サービス残業をして当たり前の環境になっていて、勤務時間を越えて仕事をしたからといって残業代を請求できない状況にあると考えられます。
残業のない働き方をしたい場合、施設見学などを通して残業になりそうな要素がないかチェックし、しっかり見極めましょう。
こんな企業は要注意
- 記録や申し送りの時間をサービス残業とする
- 夜勤の仮眠時間を労働時間に含めない
- 人手不足で3人で行う介助を2人で行っている
- 行事の準備や練習が休日出勤
- 終わらない仕事を自宅に持ち帰って行う
- シフト作成を自宅で行っている
- 朝30分早く行き前日までや夜間の様子を情報収集する