介護職に多い燃え尽き症候群の克服法②
症状を感じたらすべき対処と予防法
燃え尽き症候群を完治させるような特効薬はなく、予防や悪化を防ぐことが重要です。長く働きより多くの方に介護を提供するため、働き方を工夫し自分のからだを労りながら働きましょう。
仕事量を減らす
受け持ち人数を減らしたり、担当以外の介護をおこなわなくていいようにしたりなど、自分の関わる人数を減らせるよう上司に相談してみましょう。
自分の役割をはっきりさせる
利用者本人の問題を自分の問題であるかのように思い悩むのはやめて、自分ができる仕事の範囲や役割に力を注ぎましょう。
心身を積極的に休める
からだを休めリフレッシュすることが何より大切です。すでに働く意欲が低下している場合は医療機関の受診も検討しましょう。
相談しやすい関係をつくる
日頃から職場内スタッフでコミュニケーションを取り合い、疑問や悩みを感じたときには周りの人に頼ることも大切です。
生活リズムを整える
休日も朝起きるようにして、軽い運動などで身体を動かします。お菓子やインスタント食品など、食事に偏りが出てきたら意識的に直しましょう。
自分の状態を受け入れる
燃え尽きるまで努力した、やりきったという事実を認めて頑張っている自分を褒めましょう。
新しいことをする
エスカレーターをやめて歩いてみたり、違う車両に乗ってみたり、いつもと違うことをしてみましょう。小さなことでも視界が開け変化が期待できます。
気長に変化を待つ
自分のやる気が出るまで焦らずに待ちましょう。何もしない時間は決して無駄ではありません。