介護スタッフのための腰痛予防①
腰痛にならないようにできる工夫
介護職員で腰痛を抱えてしまう人は多く、離職を余儀なくされる場合もあります。その理由は、前かがみ、中腰、腰のひねりなど腰に負担がかかる姿勢で作業することが非常に多く、長時間同じ姿勢をとることも多いため、腰への影響が大きいからです。介護を長く続けるためにも、介助時の負担を軽減させ腰痛を予防する工夫を日常的に行いましょう。
腰に負担がかからない姿勢を意識
腰を曲げたりかがんだりするのではなく、足をしっかりと開いて身体の重心ごと低めに落とすようにしましょう。また、上下の動きは腰への負担が大きくバランスを崩しやすいため、スライドの横の動きで、重心の移動をスムーズにして力を安定させます。
環境を整える
前かがみにならないように、ベッドや車いすのグリップの位置を、作業しやすい高さに調整しましょう。また、いつも同じ方向から介助していると片方だけに不調が出てしまうことがあるので、できれば左右両方から介助ができるよう、ベッド周りをはじめ、部屋、通路はできるだけ広いスペースをとることをおすすめします。
福祉用具の活用
すでに腰に痛みや違和感がある場合、腰痛ベルトやコルセットなどの使用も検討しましょう。ただし、常用すると筋力低下の恐れがあるため、必要なときを見極めて正しく使うことが大切です。また、介護サポートのための福祉用具は、介護保険でレンタル・購入も可能なので、ケアマネジャーなどに相談してみましょう。
エクササイズやストレッチ
筋肉をほぐし血行を促進させるなど。
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