介護職で化粧はあり?なし?
みだしなみの化粧
各施設の規則に従うといっても、みだしなみの記事の「自然なものにとどめる」というようなあいまいな表現では、どこまでいいのかと迷う人も多いのではないでしょうか。この記事もひとつの参考として考えてみてください。
化粧不要論
介助する際、口紅やファンデーションが利用者についてはいけません。また、夏や、入浴介助の際、暖房が効いている場合などは化粧崩れしやすくなり、ドロドロに化粧崩れした顔は清潔感がなくひどいものです。しかし化粧直しする暇はありません。中には化学物質過敏症で、においもダメという利用者もいるかもしれません。さらに、女性が男性の介助をする際、女性らしさを感じさせることがセクハラに繋がるという意見もあります。
化粧の効果
すっぴんで訪問介護に行くと利用者に怒られたというケースなど、化粧は礼儀と考える人もいます。また、要介護度の低い人が多く利用する高齢者施設では、むしろ化粧をすることで高級感やおもてなしの雰囲気を作りたいという高級志向の施設もあります。その他、肌の状態をファンデーションで隠したい、血色を良くして明るく見せたいという職員もいるでしょう。化粧には、自分に自信が持て、人に明るく接することができるという効果もあります。
化粧の工夫
化粧をする場合、利用者やその家族、他の職員が不快に思わない自然な化粧を心がけ、自分に合った色やメイクを考えましょう。職場や担当利用者にあわせることも必要です。また、化粧直しは、最低休憩の1回で済むよう、耐水性などの化粧品選びも大切です。