介護のサービス種類を把握しておこう①
居宅介護サービスとは
介護保険サービスにおいて「居宅介護サービス」とは、要介護・要支援状態の高齢者が自宅に住みながら受けるサービスのことで、一般的に居宅サービスのひとつである「訪問サービス」全般のことを指すことが多いようです。というのも、障害福祉サービスの介護給付にも「居宅介護(ホームヘルプ)」があり、似た言葉ですが違うものです。通称名や制度上の名称、介護・福祉分野それぞれのサービスなど、ややこしく感じるかもしれませんが、介護職未経験者が転職活動をする上で「思っていた仕事内容と違っていた」ということを避けるためにも、把握しておくとよいでしょう。
居宅サービスと施設サービス
介護保険で提供している介護サービスのかたちとして、大きく分けて「居宅サービス」と「施設サービス」があります。(地域密着型サービスについてはこちらをご覧ください)介護職員が自宅を訪問して介護するのか、利用者が施設に入居して介護を受けるのかの違いです。ただし、短期入所も含めて、施設などに通いながら介護を受けるサービスは「居宅サービス」になります。
訪問サービス
「居宅サービス」には「訪問サービス」「通所サービス」「短期入所サービス」「特定施設入居者生活介護」や生活環境を整えるサービスなどがあります。その中でも、居宅介護サービスと呼ばれることの多い「訪問サービス」には「訪問介護(ホームヘルプサービス)」「訪問入浴」「訪問リハビリテーション」や、医師の指導のもと管理や助言を行う「訪問看護」「居宅療養管理指導」があります。