オムツ交換で気をつけるべき点
利用者の気持ちを考えながら
直接的な言葉を使わない
排せつに関する言葉は、つい無意識に口にしてしまいがちですが、介護職以外の多くの人にとっては、羞恥心を感じるものです。「漏らした」「便で汚れた」という表現はもちろん「オムツ」「リハビリパンツ」などの名称もできるだけ避けましょう。「お着換えしてさっぱりしませんか」など、言い回しを工夫しましょう。
プライバシーの確保
オムツなどを使っていることを周囲に知られたくない人も多いはず。周りに聞こえないよう耳元でささやくような声かけにしたり、カーテンで他者の視線を遮るなど、配慮を忘れないようにしましょう。
プライドを傷つけない
高齢者に限らず、誰にとっても抵抗を感じてしまうのが下の世話です。それでも介護してもらうしかないという状況で、介護士が追い打ちをかけるようなことは絶対にあってはなりません。謙虚な姿勢で、プライドを傷つけないようなアプローチを行いましょう。
手早くきちんと清潔に
どんなに気をつけていても、どうしてもオムツ交換中は恥ずかしさを感じさせてしまいがち。手早く終えるために、声かけする前に準備をしっかり行うことも大切です。また、交換の際に使うものは、なるべく利用者の顔から離れた場所に準備しましょう。
最後にチェックする
交換したあとは、テープの貼り方や、フィット感、中心線などを確認し、漏れや身体への食い込みがないようにしましょう。