新人が安心して取り組める教え方
嫌われない教え方
新人が指導に不安を感じてしまうと、指導者に対しても不信感が芽生えます。良い人間関係を築き、安心して業務に当たれるようにすることが大切です。
1)考え方を統一する
新人に信頼してもらうためには、一貫した考え方を持って指導に当たることが大切です。説明するたびに違う内容を伝えていると、不信感を持たれてしまいますので、施設の介護方針など、基準となるものを軸に、一貫性のある指導を行いながら、自らの介護技術も高めていきましょう。
2)教育環境を整える
計画性のない指導を受けると、指導者も新人も、どこまで業務をできているのか把握しにくくなります。効率的に教育するためにも、指導の計画や内容を決めてから指導を行うようにしましょう。教育環境をしっかり整えれば、新人も安心して業務に励み、介護技術を高められるはずです。
3)できるようになるまで根気強く教える
人によって仕事に慣れるまでの時間は異なります。自分の新人時代と比べて、急かすような声かけはしないように気をつけましょう。新人にとって指導者が安心できる存在となれるよう、気持ちに寄り添った教え方で、根気強く教えましょう。
4)業務時間外の指導は控える
当たり前のことですが、やってしまいがちなのは、ちょっとしたことを業務時間外に話すことなどです。例えば、終業後にメールを送る場合、もしかするとプライベートで忙しくしている時間かもしれません。返信をその場で求めることは避け、そもそも、返信を必要とするメールを送ること自体、控えるようにしましょう。