睡眠の質向上で多忙な毎日を乗り切ろう
睡眠の質向上が健康維持のカギ
寝る前のテレビやスマホは厳禁とよく言われます。その理由は、交感神経が優位になり、寝付きにくくなるからです。「寝つきが悪い」「ぐっすり眠れていない」「起きた時に疲れが残っているような気がする」このように感じることが1つでもあれば、身体の危険信号だと思ってください。睡眠の質を改善することで、肉体疲労はもちろん、脳のように目に見えない部分に蓄積した疲労を取り除くことができます。仕事のパフォーマンスを上げるためにも、簡単にできる睡眠の質改善の方法を試してみませんか。
夕食は寝る3時間前までに
寝る時には、食後の消化活動が終了していることがベストです。食後すぐに寝てしまうと、体は消化活動を優先してしまい、内臓の休息時間が短くなってしまいます。たとえ同じ睡眠時間でも、眠りが浅くなったり疲れが抜けにくくなったりしますので気をつけましょう。どうしても難しい場合、夕食やその時間帯の食事は、消化の良いものを少量摂るだけにするのがおすすめです。
温かい飲み物で眠気を促す
ホットドリンクは、内臓から体温上昇を促します。自然な眠気は体温が下がりはじめる時に起こるので、睡眠前のリズムづくりにも最適です。カフェインの入ったものは避け、白湯、生姜湯、カモミールティーなどがおすすめです。また、アルコールは睡眠が浅くなったり、利尿作用で眠りの妨げになることもあります。
ぬるめの入浴と音楽でリラックス
熱いお湯に長くつかると、体の覚醒を誘ってしまいます。また、高温のお湯は身体への負担も増えるため、38度前後のお湯に5~30分つかるとよいでしょう。体をじっくりと温めることで、緊張をときリラックスすることができます。入浴後は、温かい飲み物を飲みながら、ヒーリングミュージックと呼ばれる、水のせせらぎ音やクラッシック音楽などを聴いて副交感神経を優位にさせ、就寝前の眠りの準備を行いましょう。
夜は部屋を暗くする
部屋にいると、明るいLEDライトにさらされていることが多いので、夜は照明を落としましょう。メインライトの調整が難しければ、暖色系の間接照明を設置するのもおすすめです。夜は暗く、朝は明るくとメリハリをつければ、朝覚醒しやすくなり、日中しっかり動けるため、夜にぐっすり眠りやすくなり、良い睡眠のサイクルが期待できます。