介護職としての心構え
まずは自分に期待を
介護業界は入れ替わりが激しく、転職活動時に、続けられる不安に感じる人もいるのではないでしょうか。長く続けるためのTIPSを知っておきましょう。
介護業界について知っておく
介護士の短期離職の理由として「理想と現実にギャップがあった」というケースが多いようです。高い理想や目標、期待を感じながら入社すると、介護業界はギャップを感じやすいといえます。そのため、働く前に「介護職はこういうもの」というある程度の情報を集めておきましょう。
選択肢を広げる
資格を取る、様々な施設を経験する、副業を持つなど「もし今の施設を辞めても大丈夫」と思える状況を作っておくことが大切です。もし選択肢が少ないと「ここを辞めると人生終わり」と危機感を持ちながら働くことになり、精神的に非常に負担です。
自分以外への期待を捨てる
会社は、努力を必ず評価してくれたり、常に寄り添ってくれたりするわけではありません。すべての施設で待遇改善が進められているわけでもないですし、職場には様々な人がいて、指導も全員が上手いわけではありません。利用者がいつも自分の提供サービスに感謝してくれるという理想も危険です。そういった期待ははじめからは持たず、自分でどうしようもないことで悩むのはもったいないのでやめましょう。
不満や不安を解決するのは自分
人間関係に悩んでいたら、心理学やコミュニケーションの書籍を読んでみると何かヒントがあるかもしれません。残業や給料など、労働環境が悪いことに悩んでいたら、転職や副業、資格取得などを検討するなど、自分の努力で解決できることもあります。もちろん周囲に相談することも大切ですが、自分で解決できることとできないことを見極め、時間の使い方を考えましょう。
職場の「普通」に慣れてしまわない
「これが普通」と諦めながら働いていても、転職先で生き生きと働ける場合もあります。初めて働いた職場が「良いところ」だったら「運が良かった」という程度です。長く働き続けるためには、自分の市場価値を知り、それを高めていかなければいけません。外に意識を向け、理想の職場で高く評価されるような人材になれるよう努力し続けましょう。