女性の多い職場での人間関係のコツ
女性特有の人間関係を円滑に
介護職の悩みの多くを占める人間関係。特に女性特有の人間関係はややこしいものです。トラブルにならないように日頃から気をつけるべきことをご紹介します。
第一に共感を
女性は共感してもらうことを求める傾向にあります。どんなことでも「おっしゃる通りです」「勉強になります」など、まずは肯定の言葉から入りましょう。自分の意見を言うのはその後です。ただし、反対意見だった場合に、前の施設との比較や、やり方が古いなどといった否定の仕方はよくありません。改善点に対して「こういうやり方はいかがですか」と控えめな提案をするようにしましょう。
群れ過ぎない
特定のグループや派閥に入らないことでトラブルはある程度避けられるので、休憩は基本的に一人で過ごすようにしましょう。業務外の誘いには、毎回のってレギュラーメンバーになることを避けておけば、グループに取り込まれることもないでしょう。介護職はチームプレーなので、ある程度同僚とのコミュニケーションは必要です。完全におひとりさまを決め込むのではなく、各派閥から距離をとって、少しずつ自分の立ち位置を決めていきましょう。笑顔と挨拶をかかさず仕事を確実にこなせば、群れずとも皆にも受け入れてもらいやすくなります。
お局さま対策
長年在籍して職場を取り仕切っている女性の中には、口うるさく意地悪でマイルールをおしつけ、私生活にまで口を出すいわゆる「お局さま」がいることもあります。そんなお局さまの好物は「頼られること」です。プライドが高く、自分の存在意義を頼られることで確かめています。それを利用して、仕事のやる気と、頼りにしている姿勢を同時に見せるようにすると、親切に教えてくれるはずです。ただし注意したいのは、周囲に「こびている」と思われないようにさりげなく頼ることです。
噂話と悪口から逃げる
集まるとどうしても噂話や悪口に花が咲いてしまいがちです。共感は大切ですが、噂話や悪口に同調すると、伝言ゲームで尾ひれがついて自分が言っていたことのようにされかねません。相手からそういう話題をふられたら「そうなんですか、知りませんでした」と聞き役に徹するか「そう思いながらも親切に接していて流石ですね」と相手を褒めて話題をずらしましょう。
プライベートネタはほどほどに
プライベートな話を共有すると仲間意識を強められますが、やりすぎると派閥や噂話・悪口に発展していきます。プライベートなことを尋ねられた時は、相手が話した量や深さと同じくらいの話をしましょう。ただし、自慢話やのろけ話ととられかねない話は嫉妬を買う可能性があるので避け、失敗談や悩み、軽い自虐ネタを話すくらいが無難です。