要支援と要介護などの介護区分

資格なしで介護職に転職しようとする場合、施設選びの際にまずは知っておきたい用語があります。それが介護区分や介護度です。転職活動の期間をできるだけ短縮し、また転職してから「思っていた仕事ではなかった」という失敗をしないためにも、それぞれの介護区分やその介護度について、まずはなんとなく理解するところから始めましょう。

※以下は目安であり、身体の状況や生活環境などにより異なります。
※最終的には、主治医意見書の内容や審査会での考慮によって決定されます。

要支援１

排せつや食事は殆ど自分ひとりでできるが、立ち上がりや片足立ちなどの複雑な動作に何らかの支えを必要とすることがある状況。

要支援２

排せつや食事は殆ど自分ひとりでできるが、歩行や両足立ちなど、移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある状況。

要介護１

要支援２の状況に加え、混乱や理解低下などがみられることがある状況。

要介護２

要介護１の状況に加え、排せつや食事に、見守りや手助けを必要とすることがある状況。

要介護３

身だしなみ・居室の掃除などの身の回りの世話や、排せつが自分ひとりでできなかったり、移動の動作が自分でできないことがあったりすることに加え、いくつかの不安行動や全般的な理解の低下がみられることがある状況。

要介護４

要介護３がさらに重度になっている状況。

要介護５

殆ど全ての動作が自分ひとりではできないことに加え、多くの不安行動や全般的な理解の低下がみられることがある状況。