介護士が妊娠した時にとるべき対応【職場編】
お祝いの言葉を贈ったあとは個別面談を
妊娠の報告を聞いた場合は、まずは喜んで「おめでとう」とお祝いの言葉を伝えましょう。どんなに人手不足でも迷惑そうな顔をしてはいけません。そして、まだ周囲には黙っている方がいいのか、何か配慮は必要かといったその人の希望をまずは聞きましょう。例えば「仕事を減らして欲しい」という要望があった場合、体力的に難しくない仕事にシフトしていくのか、仕事量を減らせばいいのか、またその頻度がどのくらいなのかそれぞれ個別に相談して決めていくことが必要です。
体調の変化に気をつける
胎盤が完成して赤ちゃんへ安定して血液や栄養が送られるようになることで初期流産のリスクが減り「安定期」と呼ばれる時期がきます。この頃から、赤ちゃんへ十分な血液や栄養を送るためにも、より母親の健康が大切になります。さらに安定期とはいっても、妊娠中の体調については、人によって大きな差があり、今まで通り働ける人もいれば、仕事ができない程つらい人もいます。「一般的にこう」という平均的なものはあっても、それに必ずしも当てはまらない人も多々いる事を覚えておきましょう。体調良好な日でも、急に悪化することがあります。一日の中でも、時々体調に変化がないか不自然にならないように声をかけるようにするとよいでしょう。尚、過度な配慮にならないように気をつけましょう。
正しい知識を身につける
本人や身近な人で出産経験のない人にとって、妊娠周期の正しい認識を持っている人は少ないでしょう。例えば、妊娠何週目かは、実際に妊娠する前からカウントが始まります。そして最終的には、妊娠8~11週の時の、赤ちゃんの頭の先からお尻の先までの大きさを元に修正されます。さらに4週を1ヶ月とみなすので「とつきとおか」とは言われますが、実際は10カ月間ではないのです。また、妊娠中はカフェインや生ものを控える人が多いため、珈琲カンや緑茶のペットボトルなどの差し入れも渡さないようにしましょう。因みに麦茶はノンカフェインです。