介護職に将来性はあるのか
介護職の将来性
介護職は「売り手市場」と言われていますが、このまま需要は続くのでしょうか。介護職の将来性について紹介していきたいと思います。
増加し続ける需要
一般職に比べ、介護職の有効求人倍率は非常に高く、それだけ介護職員が求められていることがうかがえます。超高齢社会により、介護サービスを必要とする人は増え続けている反面、介護職員の供給が追い付いていない状況です。常に人材不足で、常に求人が多数出ています。この高齢者の増加は、2040年頃まで続くと見込まれ、今後も介護職員の需要はなくなる心配はありません。
給料や待遇はより良くなる
介護職員の確保という大きな課題に対し、国は様々な対策を打ち出しています。介護職員の給与改善は以前にも行われていますが、近年にも処遇改善の加算を追加しています。
この7年で給与は、コロナ禍を除き増加を続け、平均勤続年数も伸び続けています。今後も人材確保の重要性を考えると、国の取り組みは続き、給料も上がっていくことが予想されます。
給与だけではなく、働きやすく、キャリアアップしやすい環境になるような後押しもされています。そのため、さらに良い職場環境へと待遇面も改善される見込みです。
人にしかできないことがある
将来AI(人工知能)によってなくなる可能性のある職業がある、と言われていますが、そんな時代でも介護職は生き残れるのでしょうか。
現在でも、事務処理などは、介護ソフト等で効率化が進んでいます。介護事務の一部は、AIに任せ、窓口業務がメインとなるかもしれません。
しかし、介護現場の仕事は、高齢者一人ひとりに向き合い、寄り添う仕事です。介護業務は、コミュニケーションや思いやりの気持ち、感情のやりとりも必要で、人でないとできない仕事であり、介護職の需要がなくなることはないでしょう。