管理栄養士の取得ルート
管理栄養士になるには
栄養士がより高度な知識や技術を身につけることで取得できる管理栄養士。最終的に国家試験の合格が必要となりますが、それまでにはどのようなところで学べばいいのでしょうか。
実務経験ルートか否か
管理栄養士になるには、まずは栄養士の資格が必要となります。栄養士をとるために、大学、短大、専門学校などの養成施設へ2~4年通うことになりますが、この時にどのような養成施設へ進んだかによって、その後の実務経験が必要か不要か、また何年必要かが変わってくるので、注意が必要です。
管理栄養士課程があるかどうかの下調べが必要
どの養成施設へ進んだとしても「管理栄養士課程」がない施設だった場合、栄養士取得後に実務経験が必要になります。栄養士課程2年の場合は、栄養士としての実務経験は3年以上。3年の場合は実務経験2年以上。4年制大学であったとしても、それが栄養士のみの課程であれば、実務経験1年以上が必要となります。
実務経験なしで国家資格にチャレンジできるのは「管理栄養士課程」のある大学や専門学校で4年間学び、修了・卒業した場合のみとなります。これらの課程は、学科や学部名が施設によって違うので、入学前に詳しく調べる必要があります。大学では、家政学部、栄養学部、健康科学部などに設置されていることが多くなっています。
学費は、実務経験なしで管理栄養士になれる4年制の学校の場合、国公立大学で243万円程度。私立大学で340~800万円程度。専門学校で440~630万円程度です。
国家試験と申請
管理栄養士国家試験は、1年に1回、2月もしくは3月に実施されますので、そのチャンスを逃さないように受験しましょう。また、合格後、申請して初めて、免許取得となります。合格率は50~64%程度で、近年は60%以上となっています。