介護福祉士国家試験の受験申込み受付がまもなく開始されます
数ある介護の資格の中でも、唯一の国家資格である介護福祉士。
国家試験に合格し、登録を行うことで、国が認めた介護職員ということになり、就職や転職の際にも有利になります。
そんな介護福祉士になるための登竜門である「介護福祉士国家試験」の、次回2024年1月開催分の受験申込受付がまもなくスタートします。
介護福祉士とは?
介護職の中で唯一の国家資格で、専門知識と技術を活かし、利用者様の身体上・精神上のケアに加え、現場職員の指導や育成も行います。
つまり、介護が必要な方へのサービスの提供はもちろん、介護を行う側のスタッフへの指導やアドバイスも行う立場なのです。
まさに介護のプロフェッショナルと言えるでしょう。
介護福祉士国家試験の概要
そんな介護のプロになるためには、介護福祉士国家試験に合格しなければいけません。
次回は2024年1月(筆記試験)に開催されます。
その流れと概要は以下のとおりです。
※指定の養成施設や学校を卒業した場合を除く
実務者研修受講
まず、試験を受けるためには3年以上の実務経験と、「実務者研修」の受講が必要です。
来年1月の試験に間に合わせるには、24年3月31日までに終了するクラスを受講してください。
この研修は受講期間が大体6ヶ月程度になる場合が多いので、まだ受講を開始されていない方はお急ぎください。
「受験の手引」取り寄せ
あらかじめ受験の申し込みに必要な書類「受験の手引」を取り寄せる必要があります。
※過去の試験で確定した証明書を提出した人は、インターネットによる受験申し込みができます。
取り寄せはすでに開始されており、~8月31日まで可能です。
受験申込期間
2023年8月9日~9月8日
受験手数料
18,380円
筆記試験
2024年1月28日(日)
<午前>10:00~11:40
<午後>13:35~12:30
試験会場:大阪を含む全国35箇所
実技試験
2024年3月3日(日)※試験時間は、筆記試験に合格した人に別途通知
試験会場:東京または大阪の2箇所
合格発表
2024年3月25日(月)
介護福祉士を目指すメリット
就職で有利に
サービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなど、各事業所で配置が必要な役職があり、中には介護福祉士の資格が必要なものもあります。
介護福祉士はあらゆる介護の現場において求められている資格なので、就職・転職の際に有利になります。
給与UPにつながる
介護福祉士が職員に多くいる事業所は加算が受けられるということもあり、給与面で有利になります。
資格保有者は、無資格者よりも、1ヶ月の平均給与(手当やボーナス含む)が約5万円もプラスになるという調査もあります。
※出典:厚生労働省「平成30年度介護従事者処遇状況調査結果」
合格率は高めで目指しやすいが、一生ものの資格になる
厚生労働省の「第35回介護福祉士国家試験合格発表」によると、2023年3月に発表された介護福祉士の合格者は84.3%。
過去5年間を遡っても、70%以上がほとんどです。
もちろん、逆手に取れば平均25%以上の人は不合格なわけですから、誰でも受かるわけではありません。
しかし、しっかり勉強すれば、決して高い壁ではないとも言えるでしょう。
そしてこの資格は、一度取得すれば、全国どこでも通用し、更新もないため一生ものの資格となります。
まとめ
まもなく受付がスタートする介護福祉士国家試験。
少し時間と費用はかかりますが、資格を取得すれば、確実に仕事の幅は広がり、就職・お給料など様々な面で有利になるでしょう。
せっかく介護職で働くなら、介護のプロを目指してみませんか?