PDCAサイクルの活用
PDCAとは
P(計画)→D(実行)→C(評価)→A(改善)を繰り返し行うことで継続的な業務改善を促す、セルフマネンジメントメソッドで、多くの企業研修でも教えられています。
介護業界では、介護過程「情報収集→アセスメント→課題の抽出→課題の明確化→目標の設定→介護計画の立案→介護の実施→評価」のサイクルがよく似ています。その他、日常業務からスキルアップをはじめ、介護現場のあらゆる管理に活用できます。ここでは、PDCAの基本をご紹介します。
Plan 計画
目標設定やそれを達成するための実行計画を行います。5W2Hを意識して検討を重ね、数字で把握できる指標を用いるなど、わかりやすく具体性のあるものを設定しましょう。
Do 実行
計画に従い着実に業務を遂行することに加え「試しにおこなう」という意味も。計画が有効だったか、別の方法が考えられないかなど検証しながら、進捗度や結果を記録しましょう。
Check 評価
計画通りに実行できたかどうか評価し、うまくいかなかった場合の原因分析や、成功要因の検証も大切です。
Action 改善
明らかにした分析・検証課題について、改善点を考えます。引き続き計画通り進めるのか、いくつか改善するのか、中止・延期するのかといった選択肢を多く持ちましょう。
活用メリット
目標が明確になり、すべきことや求められていることを理解しやすく、行動に集中できます。また、課題や不足がわかりやすく、どのように行動すれば改善できるか、何を変えれば向上するかなども考えやすくなります。