デイサービスにも夜勤がある?!
お泊りデイサービスとは
デイサービスとは、主に家で家族に介護を受けている高齢者が通って利用するサービスで、利用者の送迎、食事・入浴介助、レクリエーションなどのお仕事があります。そのため、基本的に夜勤はありませんが、施設によって独自に「お泊りデイ」と呼ばれる、夜間の宿泊サービスを提供している施設もあり、デイサービスでも夜勤がある場合があります。
お泊りデイは、介護保険で日中通っているデイサービスを延長してそのまま宿泊することができる保険適用外のサービスで、利用者家族の急病や急な外出時、夜間にひとりで不安な方などに使われています。
デイサービスの夜勤業務
勤務形態は各事業所によって違いますが、夕方以降から翌朝までの勤務が多くなっています。しかし、夜勤専従の人が担当している施設も多く、お泊りデイを提供していても一般の社員に夜勤はないという場合もあります。
宿泊時の定員は最大9名の為、多くの事業所は職員1~2名で夜勤をまわし、一人で助けを借りずに複数人を見なければいけないこともあります。応急処置や緊急対応ができるように普段から心がける必要があります。
お泊りデイの課題
予約がいっぱい、宿泊サービスのある介護施設が少ない、という背景もあって、お泊りデイの施設数は上昇傾向にあります。しかし一方で、介護保険適用外サービスのため、人員配置や安全確保などの基準がなく問題視されてきました。
その後、2015年4月にガイドラインが制定され、事業所や施設はその内容に沿ったサービスを提供することになり、職員の負担軽減に繋がろうとしています。