介護支援専門員の取得方法
介護支援専門員とは、ケアマネジャーの正式名称です。
介護保険制度を利用して、自立した生活を送れるようケアプランを作成し、サポートする役割があります。
都道府県が管理しているため、国家資格ではなく、公的資格となります。
介護支援相談員になるには、年に一度実施される介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護 支援専門員実務研修の課程を修了し、介護支援専門員証の交付を受けた場合に、 介護支援専門員となることができます。
ただし、受験資格が設けられています。(※2018年から受験資格が一部改正されています)
▪️保健医療福祉分野(医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士等)での国家資格を取得し、登録してから直接援助業務が5年かつ900日以上
▪️国家資格を保有していなくても、生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員として、相談援助業務に従事している期間が5年かつ900日以上
試験は年に一度実施されており、出題は介護支援分野が25問、保健医療福祉サービス分野が35問の、合わせて60問あり、両方の分野で合格基準を満たさなくてはいけません。
出題形式は、5つの選択肢から2、3個を選択するマークシート方式で正解が1つではないため、きちんと理解しておく必要があります。
合格率が低く、難易度が高い試験といえます。
公的機関や民間教育機関で、受験にむけた講座が各種開催されています。
超高齢化社会となっている日本で、公的介護保険制度のプロである介護支援専門員はニーズが高く、とても重要な役割を担っています。
介護職でキャリアアップを目指している方にオススメの資格です。