夜勤の仕事内容
二交代制夜勤の業務モデル
就寝前後と起床前後が最も忙しく、入居者の介護度により介助の内容も変わるため、効率よく動く必要があります。ここでは、大まかな流れをご紹介します。
就寝時間まで
日勤職員から引き継ぎを受けることから始まります。入居者の心身状態や体調変化、その日に起きたことなどを把握し、介護を行う際の注意事項を確認します。
その後、夕食準備、夕食の介助、食器類の片づけを行います。就寝時間に合わせて、歯磨き、着替え、トイレの介助などを行い、ベッドへの移動、移乗を行います。
就寝までは時間との戦いです。時間内に終わらせないと遅番の人の帰宅時間に影響します。
就寝後
消灯後、一定時間ごとに居室を巡回して安否確認を行い、寝たきりの入居者には、体位変換を行います。トイレの介助や体調不良でコールが鳴ると、その都度対応します。決められた時間に排泄介助を行っている施設もあります。
比較的手が空くこの時間帯に、介護記録の作成など事務作業を行い、交代で休憩、仮眠をとります。
起床時間
起床時には、起き上がり、ベッドからの移動、着替え、トイレの介助などを行います。5時ごろには入居者が起床するためコールが極端に増え、さらに食事準備、配膳、朝食の介助、服薬介助など、急に慌ただしくなります。
その他、洗顔や歯磨き、寝ぐせ直し、髭剃りなどの整容や、シーツ取り替え、ゴミ捨て、検温などを行います。どこまで夜勤が担当するかは施設により異なります。
最後は日勤職員に申し送りをし、業務引継ぎをして勤務が終わります。