新人を上手にほめるためのコツ
褒めて伸ばす実践
新人介護職員を指導するときは、褒めて伸ばすことを意識するようにしましょう。新人の意欲を高めることで、他の先輩職員も働きやすい環境にもなります。しかし、新人だからこそ、わからないことも多くミスも多いはず。どのように褒めればいいか、ポイントをおさえておきましょう。
1)良い点を探して褒める
ミスが多い新人でも、良い点を見つけて褒めるようにします。例えば、利用者に優しく常に笑顔でいられる人なら、そこをしっかりと褒めます。褒められると嬉しくなり、自分に自信を持つことができます。すると、苦手な業務に対してもやる気が出てくるはずです。
2)良かったところを具体的に褒める
全体的に「すごいね」「上手だね」と何度も褒められると、ご機嫌取りをされているように感じるかもしれません。褒めるときは、どのような所が良かったのか、具体的に褒めることが大切です。具体的な部分を指摘することで「指導者が自分をしっかり見てくれている」という信頼にも繋がります。小さなことでも褒めるよう意識すれば、お互いに気持ちよく良い関係になれます。
3)明るい表情で褒める
指導側が明るい笑顔で褒めることで、不安や緊張を抱えながら働いている新人は、とても安心できます。表情が、お互いの関係や指導のしやすさに影響が出ることを理解しておきましょう。
4)第三者からの声も届ける
他の職員や利用者が新人を褒めていれば、本人に伝えてあげましょう。周りから良い評価を受けていることがわかれば、本人の仕事へのやる気が高まり、より頑張ろうという気持ちに繋がります。
5)アドバイスは褒め言葉とセットで
何か注意したいときやアドバイスをしたいときは、褒めた後に指導やアドバイスを行う方が受け入れやすい傾向にあります。アドバイスも教え方次第で相手への伝わり方が変わるので、意識的に褒めるようにします。